こんにちは、皆さん。今日は、私が心の底から愛して止まない場所、南三陸に帰ってきた話をしたいと思います。
あの日、あの時、そして今
瓦礫撤去のボランティアとして関わってから早いもので13度目の夏を迎えました。”ただいまー!” と心から叫びたくなるほど。放送塔や東北大震災伝承館で見た映像が胸に突き刺さる。
津波の恐ろしさ、それによって奪われた命。私は改めて、亡くなられた方々の慰霊碑に手を合わせ、深く頭を垂れました。
さんさん商店街—食と人々の力
次に足を運んだのは、ずっと訪れたかった「さんさん商店街」。この場所の名前は、”前に向かって” という意味が込められていると聞きます。その名の通り、商店街の人々からは前向きなエネルギーが溢れていました。
初めてのお店で注文したのは、雲丹とホタテのミックス丼。”うわ〜あま〜い、美味しい…これが食べたかったんだ〜” と心の中で叫びました。そして、ホヤ酢! “うわっ、やらか〜いうまい”、その鮮度には言葉が見つかりません。デザートは生乳ソフト、シメは冷しキュウリ。至福の時間でした。
陸前高田ユースホステル—運命の場所
今回の旅で絶対に訪れたかったのが「陸前高田ユースホステル」。40年以上前、不整脈からくるパニック障害で押しつぶされそうだった私が、勇気を振り絞って東北一周ツーリングに出た時、このユースホステルに一泊させてもらいました。
何とも言えない感情が胸に込み上げる。奇跡の一本松は、ユースホステルが防波堤となって守られたと聞きました。それを知ると、この地で過ごした時間がさらに特別なものに思えました。
病は気から、そして恩返し
40年以上前の、あの不安な日々から抜け出し、東北の大自然と出会い、そして素晴らしい人々に支えられた私。
病は気から、とよく言いますが、バイクに乗って不整脈を気にしないようにしたのが、案外良かったのかもしれません。
そのおかげで、今私はこの美しい地で何度もボランティアができ、少しだけでも恩返しができたと思っています。
13度目の夏、その意味は深い。南三陸は私の心に永遠に刻まれています。
Oneheart、Oneわーるど。よみがえれ、南三陸!