こんにちは、京茂クリーニングです。 先日、長野県安曇野市へ美術館めぐりに行ってまいりました。秋の澄んだ空気の中、素晴らしい芸術作品に触れる贅沢な時間を過ごしてきましたので、皆さまにもその感動をお伝えしたいと思います。

森のおうち美術館で出会った伊勢英子さんの世界

最初に訪れたのは「森のおうち」という美術館です。 ここでは絵本作家の伊勢英子さんの作品が紹介されていました。

特に印象的だったのは、雪女の絵本の原画です。その美しさには本当に圧倒されました。原画ならではの繊細な筆使いや色彩の深みは、印刷された絵本では味わえない迫力があります。また、デッサンの一枚一枚からは、まるで紙から飛び出してくるような躍動感が伝わってきて、思わず息をのんでしまいました。

念願の安曇野ちひろ美術館へ

次に向かったのは、いわさきちひろ美術館です。 東京のちひろ美術館には何度も足を運んでいますが、安曇野は初めての訪問でした。

まず驚いたのは、その広大な敷地です。東京の美術館とは違い、豊かな自然に囲まれた環境は、それだけで心がゆったりとしてきます。美術館の周りを散策するだけでも、日常の疲れが癒されるような気持ちになりました。

館内で館長のお名前を見て、さらにびっくり!なんと黒柳徹子さんが館長を務めていらっしゃるんですね。そういえば、名作『窓際のトットちゃん』の表紙絵は、いわさきちひろさんが描かれたものでした。お二人の素敵なご縁を改めて感じました。

これは、窓際のトットちゃんに出てくる電車の教室の中です。

やはり、ちひろさんの絵は優しさに満ちあふれています。淡い水彩で描かれた子どもたちの表情は、見ているだけで心が温かくなります。久しぶりに、ゆっくりと美術鑑賞を楽しむことができました。

思いがけない芸術との出会い

美術館めぐりから戻って店にいたところ、なんとも嬉しい出来事がありました。 お客様が、富岡惣一郎さんの絵画をわざわざお持ちくださり、見せてくださったのです。

「うわ〜!」思わず声が出てしまいました。 まさか、クリーニング店でこのような素晴らしい作品にお目にかかれるとは。なんて運がいいんでしょうか。

お客様との会話も弾み、芸術談義に花が咲きました。こうした思いがけない出会いも、地域に根ざしたお店ならではの醍醐味だと感じています。


芸術の秋、皆さまも美術館めぐりはいかがでしょうか。 心が豊かになる時間は、日々の生活にも潤いを与えてくれます。

お洋服のお手入れとともに、心のお手入れも大切にしたいですね。 京茂クリーニングは、皆さまの大切な衣類を心を込めてお預かりいたします。